介護の技能実習生に必要な日本語能力N3

介護の技能実習生が配属になると技能実習1号として
実習が始まります。
1年後に技能実習2号に進むために必要になる条件をお伝えします。

技能実習2号の認可申請の書類に求められるのが
〇介護技能評価試験「初級」の合格証
〇日本語能力N3以上の合格証

1年目で介護技能評価試験があり、初級に合格することが必要になります。
介護技能評価試験は1年目の技能実習生として介護の初級の技術が身についているかを確認する試験になります。

また、介護の技能実習1号の書類申請時(入国前の申請)に日本語能力N4相当の取得が必須となっていますが、
1年後の技能実習2号に更新になるための書類に必要となるのが日本語能力N3以上の合格です。

日本語能力N4…基本的な日本語を理解することができる。
日本語能力N3…日常的な場面で使われる日本語をある程度理解することができる。

在留カードが変更になるのは入国から1年後ですが、
その前に技能実習2号の認可後に、在留カードの変更を行うという流れがあり、
配属から半年を過ぎたころには介護技能実習評価試験の申し込みがあり、
試験日が申し込みから2,3か月後、合格発表が試験日から10日前後となります。
試験日程の調整と同時進行で技能実習2号の書類作成を行い申請を行います。
認可申請には1ヶ月~2ヶ月程度かかります。
入国した日1年後の日までには在留資格の変更が完了していなければいけないので、
逆算して進める必要があります。

それに加え、今年の3月からの入国緩和で入国できていなかった
技能実習生が一気に日本に入国になりました。
同時期入国で大勢の試験や申請のタイミングが重なるため
技能実習2号の申請も技能評価試験も
通常より1、2ヶ月早い対応を求められている状況があります。

日本語能力N3以上に合格していない場合は日本語プランの提出が求められ、
N3合格まで勤務時間内に継続的に日本語を勉強することとされています。
N3に合格した場合は合格証を技能実習機構に提出することで
技能実習2号に求められる日本語の勉強が終了となります。

ところで、12月4日は日本語能力試験JLPTの試験日でした。
N3を目指す多くの技能実習生が受験しました。

N3に合格してもさらにN2、N1の合格を目指して自主的に受験する技能実習生も多数見られ、
意識の高さの表れと頼もしく思っています。

日本語能力試験JLPTはN5からN1まで5段階あり、
N5が一番やさしいレベル、N1が一番難しいレベルになります。

合格発表は約2か月後です。
皆さんの努力が実り結果が出るように祈っています。

技能実習生の日本語能力アップのためのヒント

試験前に余裕をもってぜひご確認下さい!「介護の技能評価試験」