日本語能力をアップさせるちょっとしたコツ5つ紹介

介護の外国人技能実習生を複数名受入れたとき日本語能力が足りない、
N3取得を目指している実習生に日本語を上手になってもらうための
ちょっとしたコツをご紹介します。

1.日本語ができる人が母国語で通訳して終わっている

分からない日本語が出てきたときに分かる人が通訳してしまい
困ることなく過ぎ去っていくという状況が多々見られます。
または職員が日本語ができる実習生に説明し、その一人が他の実習生に通訳していたりします。
こうしていると日本語ができない実習生は日本語が上達できる機会を逃している状況になって
結局本人が困るということになりかねません。
時には仕事中は母国語禁止にしてもいいかもしれないですね。

2.試験に出ない難しい言葉ばかり覚えてN3合格につながらない

技能実習1号の時にN3取得のための学習をしますが、
N3の試験問題が解けるようになっていかない実習生がいます。
しかし、本人は日本語を勉強していると言います。
よくよく話を聞いてみると介護で使う用語集などを覚えていました。
N3合格になつながらない勉強をしていたのです。
技能実習1号の間にN3合格は必須です。効率的にN3取得に向けた勉強をすることが重要です。

3.方言に戸惑う技能実習生も

日本語の勉強は標準語で覚えているため方言に戸惑ってしまう技能実習生。
N3を取得していない実習生には標準語で説明したり、ゆっくり話したり、
時には言い替えたりして日本語の理解が進むように協力してあげると
上達も違うようです。
そういったこともはじめだけで、日本語が上達すると方言も使いこなして立派に仕事をしています。

4.学習の進行状況のチェック

協同組合福では毎週宿題を送り、オンラインで提出するように伝えています。
毎週宿題を提出する人もいれば全く提出しない人もいて、さまざまです。
学習の進行状況のチェックをお願いする場合があります。

5.通信環境は大丈夫?

日本語の学習はオンラインでサポートしているため
通信環境が安定していない場合、スムーズに学習が進みません。
ポケットwifiを使用していると天気によって通信状況が悪化する場合があり、
オンラインの授業を受けられない実習生もいました。
模擬試験の聴解では音声が悪いと正確な実力が測れないので学習環境を整えたり
時には場所の提供などを考えてあげるなども重要です。

まとめ

ちょっとした声掛けや励ましなどでやる気も変わってきます。
日本語上達のためのコツをご紹介しました。

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