入国制限の今できることを考える

コロナ渦による入国制限で入国できない技能実習生が多く待機しています。
入国できないのなら今、技能実習生の申請をしてもしかたないのではないかと思われますか?
しかし、今申請しておくことが重要であると言えます。
なぜそういえるのかをお伝えしたいと思います。

1.採用の技能実習生、今の現状は?

2020年10月後半に入国ができて数か月でまた入国が制限され今に至っています。
技能実習生の受入れを希望される法人様には現状でオンライン面接をご案内しています。
入国ができないのなら面接をしても仕方がない、入国制限が解除されてからにしようと思われても
無理はないと思います。

2.入国制限されている今、面接をすすめるその理由とは?

去年の4月から入国制限され、10月に入国制限が解除されるまでに協同組合福には50人以上の
介護の技能実習生が待機という状態になっていました。
しかし、入国制限が解除されるのは突然で再び入国制限されるまでの約2ヶ月半の期間で
待機の技能実習生全員が入国することができました。
また待機の期間が長期にわたった実習生もいましたが、
実習を取りやめた実習生はひとりもいませんでした。

これから先、入国制限が解除されても再び制限がかかるまで短期間になるかもしれません。
面接から申請、認可に至るまでの期間は数か月単位でかかり、
さらにコロナ渦の影響でインドネシアの行政から取り寄せる書類などが遅れている現状などから、
申請書類作成にもさらに時間が必要になっています。

入国解除になってから面接から開始すると認可が下りるまでの数か月の間に
また入国制限がかかって入国できないということになりかねません。

技能実習の認可が下り、インドネシアで待機の状態なら
入国制限が解除になったタイミングで一気に入国することができ、
結局はそれが一番早く技能実習生を受入れることにつながるのです。

3.入国制限解除のタイミングで入国が実現する実績があります!

去年の約2ヶ月半の間の入国制限解除の期間に
10月末に28名、11月に18名、12月に10名の計56名の
入国することができました。

入国にあたり、インドネシアでPCR検査を実施し、陰性証明書を持っての入国となり、
日本に到着直後に空港でPCR検査を実施、
さらに陰性になった実習生が2週間のホテル待機期間を経て、
入国後講習の開始となりましたので、配属までは1.5倍の日程が必要でした。
インドネシアで陰性であった実習生が空港では陽性となった人もいましたが、
幸い軽症であったためホテル療養の後、合流という形になりました。

いち早く入国してもらうためには何が必要か、
もしコロナの陽性になった場合はどうすればいいのか、
ホテル待機の期間の食事や買い物など様々なノウハウを得ることができたと思います。
協同組合福にはそのノウハウと機動力、実績があります。

まとめ

今回のテーマはいかがだったでしょうか?
動きが取れない今、ただただ制限が解除されるのを待つのではなく、
解除されたときにすぐ動き出せるように
準備を整えることが大事なこと
だと信じています。