病院、医療機関で働く技能実習生
協同組合福で受入れている介護の技能実習生で、介護施設に限らず、病院で働く技能実習生も増えてきました。
今回は看護助手として働く技能実習生についてお伝えします。
1.介護の技能実習生は病院でも働けるの?
協同組合福で受入れる技能実習生はインドネシアで看護の過程卒業の技能実習生ですので
医療に関する知識があるので、
看護助手としての介護の仕事の理解も早いです。
病院だからより活きる人材であると言えます。
2.日本人でも続かない…すぐ辞めるのでは?
技能実習生は基本、技能実習1号・技能実習2号で3年間勤務します。
技能実習1号から技能実習2号に移行する際に技能実習生は技能実習評価試験初級に
技能実習2号の2年目には技能実習評価試験専門級に合格する必要があります。
3.コミュニケーションに重要な日本語能力は?
介護の技能実習生は入国の時に日本語能力N4を持っています。簡単な日本語に言い替えたり
ゆっくり話すと理解できるといった日常会話ができる程度の日本語能力です。
技能実習2号に移行する1年後には日本語能力N3を取得していることが必要なため
技能実習1号の期間に日本語能力N3に合格できるように勉強をサポートしています。
日常的に日本語に触れながら仕事をしていく環境と勉強を続けるサポートで日本語能力が伸びていきます。
4.若い人がなかなか入ってこないことが悩み…
面接対象者は看護過程を卒業した年代で多くは20代前半です。
学ぶ意欲もあり、覚えも早く、やることも適切で感心したという声を頂いています。
5.介護で働く技能実習生の男女比は?
弊組合の技能実習生の男女比は男性18%女性82%となっています。
女性が多いですが、男性を毎年受入れている法人もあります。
6.インドネシア人が医療や介護の現場で働く適性は?
笑顔が多く、控えめですが明るい人が多い印象です。
まじめな性格で仕事にも勉強にも真剣に取り組み、
将来の目標をしっかり持っていて介護の資格を取りたい、
日本語能力試験のN2を目指している人などがいます。
介護に限らないと思いますが、介護は特に人と接する仕事です。
笑顔で患者様や入居者様と談笑している姿は微笑ましく、
入居者様は孫世代の技能実習生を受入れてくださっています。
7.技能実習生として働く間ずっと一人一人をサポート
実習中に日本語で伝えにくいことやお困りのことがありましたら、
通訳が間に入って説明し、お互いに伝えたい内容を伝えます。
問題や心配が大きくなる前に解決するようにお手伝いします。
8.毎年技能実習生を受入れている法人もあります
病院や施設の人数によって受け入れ枠が決まっていますが、毎年技能実習生を受入れている法人もあります。
毎年新たな技能実習生が入ると教えてくれる先輩技能実習生がいて
日本語や仕事、日常生活のことを教わったり、技能実習評価試験の様子を聞くことができたりと
双方に良い状況が生まれている例だと思います。