協同組合福の日本語能力試験N3合格のためのサポート

オンライン授業の様子

1|技能実習生がN3に合格している必要があるのはなぜ?

介護の技能実習生は1号の申請をする段階で日本語能力試験のN4に合格している必要があり、働き始めた段階では全員N4を持っています。入国してきて1年後に技能実習2号に移行しますが、その2号の申請書類にはN3の合格証を提出しなければなりません。
申請書類を提出する目安は入国後6か月なので、受験の機会も少なく計画的に勉強する必要があります。

2|技能実習生が仕事をしながら日本語を学ぶための宿題

協同組合福では入国のときにN4の技能実習生を対象とした日本語学習のための宿題を毎週出しています。
週はじめに宿題のPDFを法人宛にメールするので渡していただき、回答は福ラインに実習生から送ってもらい、採点して本人に返却しています。

3|技能実習生とのオンライン授業

実習生が日本で生活したり働く過程でリスニングはできるようになる傾向がありますが、
語彙や読解、質疑応答などの向上のためにオンライン授業を行っています。
日本語教師がオンラインで問題を出し解説していきます。
オンライン授業は必要に応じて技能実習生が休みの時に都合がつく人を
対象に行っています。上の写真はオンライン授業の様子です。

4|受験の申込みはどうすればいいの?

日本語試験の申し込みは協同組合福でまとめて申し込みをしています。
弊組合では、日本語能力試験は「JLPT」か「NAT-TEST」のいづれかを受験して、
JLPTは各都道府県に試験会場がある一方、NAT-TESTは日本では東京か大阪しかなく受験できる人数も限られています。

そのため、地方で働いている技能実習生は受験機会が少なく注意が必要です。

5|受験前の模試で実力をチェック

受験日が近づいてきたら協同組合で模試を実施しています。
遠方で当日模試会場に来ることができない実習生も
法人様にご協力いただき、ZOOMを活用して同じスケジュールで受けてもらっています。
模試の結果で重点的に勉強する箇所や方法などをアドバイスして合格できるようにサポートします。

6|チャンスがあったら早めに受験しN3を取得しよう

日本に入国して新しい生活や仕事で日本語の勉強が大変になってきます。
入国前に日本語を勉強し、N3に合格しておくことが
スムーズな技能実習につながります。

まとめ

今回は技能実習2号に移行するために日本語能力N3が必要になる。
そのためのサポート内容をお伝えしました。

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