技能実習生が介護福祉士を目指すワケ

国家資格の介護福祉士を目指したいという技能実習生が多くみられます。
今回はその理由についてお伝えしたいと思います。

1.なぜ介護福祉士を目指すのか?

日本で外国人が住み続けるためには、留学、日本人の家族がいるなど様々な種類がありますが、
その中の一つが働くための在留資格です。

特定技能1号の中に「介護」が含まれることは以前お伝えしましたが、
働くための在留資格としての単独の「介護」もあります。

働くための在留資格として外国人が取得できる職種は限られている中に介護があるわけです。

2.働くための在留資格の「介護」を取得するための要件とは?

・介護福祉士の資格
・介護福祉士として業務に従事すること
・日本人が従事する場合に受ける報酬と同等額以上の報酬を受けること

3.在留資格「介護」は何が違う?

介護福祉士で在留資格を取得した方の配偶者や子供が家族帯同の在留資格で日本に住むことが可能になります。
在留資格の更新があるものの日本で働き続けられるのです。

4.10年働くことの意味

外国の方が原則10年以上日本に在留していることが
一般永住者の資格を得る第一条件となっています。

一般永住者になった場合、活動制限はありませんし、
在留期間の制限もありません。
日本人と同じく、自由に就職・転職活動を行うことができます。

まとめ

技能実習で働けるのは3年か5年、特定技能1号で働いたとしても通算5年ですから、
その先もずっと日本で介護の仕事で働きたいと思っている技能実習生が
在留資格の「介護」を取得するために介護福祉士を目指しているということです。
日本で長く働きたいと思っていることは間違いないと思います。