技能実習生の宿泊施設に必要な準備

技能実習生が宿泊施設で過ごす様子

「実習生を迎える前に何を準備すればいいの?」
「事前に注意点などを知りたい」
「準備するものは誰が負担するの?」
こんな人に向けて書いています。

1.実習生を迎えるための準備とは?

実習生の宿泊施設の準備をお願いします。
実習生が入国した後、入国後講習の期間が1か月間ありますので、その間に準備をお願いします。
現在は、経過観察期間2週間を過ごした後に入国後講習が開始されますので、
入国後1か月半で配属となります。

2.準備するタイムミングは?

技能実習生が入国して1か月は入国後講習を行いますので、この間にアパート等の契約、電化製品、日用品などの準備をお願いします。
アパートに備え付けのエアコン、冷蔵庫、テレビなどがあれば十分です。
準備する一覧は下記の一覧表を参考に必要なものを揃えて下さい。

≪自炊用具≫
鍋・フライパン・やかん・食器・コップ・箸・茶碗・どんぶり・スプーン・フォーク・平皿・炊飯器・しゃもじ・包丁・まな板・水切りかご・菜ばし・食器洗剤・スポンジ・地域のゴミ袋 等

≪寝具・家電≫
布団セット、毛布、シーツカバー、タオルケット、冷蔵庫、エアコン、カーテン、扇風機、テレビ、洗濯機、電子レンジ

≪生活用品≫
物干し用具、机、掃除道具、風呂用具、自転車、ゴミ箱、体温計、アイスノン、ティッシュ、トイレットペーパー、時計、Wifi

≪その他≫
個別で利用できる鍵付きのスペース(ロッカー、机の引き出し等)
※住まいが鍵がかかる個室であれば必要ありません。

※石油ストーブ等火災の恐れのあるものはお控えください。

3.注意した方がいいことをお伝えします。

準備する上で注意をお願いしたいことです。参考にしてください。

1.重要なのがwifiです。

暮らすための用品以外に重要なのがwifiです。実習生はインターネットを使って母国の家族に連絡を取ったり友達に連絡したりと頻繁に使います。
固定電話を引く必要はありませんが、wifiは必須と言えます。
また、持ち歩きのできるいわゆるポケットwifiだと、通信状況があまり良くなく、結局変更するという話もよくあります。
協同組合福の日本語学習も個人携帯を使ってZOOM授業を行っていますので、据え置き型のwifiの設置をお考え下さい。

2.移動手段は自転車

技能実習生の移動の手段は自転車です。出勤や買い物に日常的に使用しますので、一人一台必要になります。自転車は中古品で十分です。

3.リサイクルショップなどを利用しましょう。

洗濯機や冷蔵庫等の電化製品が必要になります。職員の方の使っていないものを提供されたり、リサイクルショップなどを利用されてもいいと思います。

4.調理器具や食器は最低限を揃える

当面必要な最低限のものとお考え下さい。

4.準備した電化製品など誰が負担するの?

実習期間中の家賃は法人負担、以後実習生負担となります。電化製品などの負担は法人様のお考えで大丈夫です。

まとめ

実習生が入国してから実習開始になるまでは意外と早いものです。
事前にやることを把握して段取りなどをお願いします。